アメリカに反抗する国は潰される
吾狼: ハンガリーがとばっちりを受けるという話で思い出しましたが、最近、インド、ハンガリー、トルコなどにアメリカが様々な嫌がらせというか、紛争の種を仕掛けている気がします。
イシ: まさにそうだね。
ハンガリーはNATOの中では今のロシアに対する制裁や挑発行為に反対する立場を表明している。いわばNATO、EUの異端児的存在だからね。
原油の禁輸を柱とする欧州連合(EU)の対露追加制裁が4日、発動されたが、加盟国の一つハンガリーから強い抵抗に遭い、部分的な禁輸で妥結した。さらにハンガリーの反対を受け、ロシア正教会の最高指導者への制裁も見送られた。(毎日新聞 2022/06/07)
そのハンガリーに、アメリカは国際開発庁(USAID)高官を送り込んで独立系メディアの立ち上げや腐敗を追及すると言っている。
吾狼: USAID(United States Agency for International Development)といえば、表向きは非軍事の海外援助を行う政府組織ということになっていますが、CIAやアメリカ軍と連携していて、武漢のウイルス研究所への資金提供もしていたと言われていますよね。
イシ: インドでも、WEFやWHOに毅然とした態度でNOを言い続ける
モディ首相と不正会計疑惑の渦中にあるアダニグループとの関係にジョージ・ソロスが言及して揺さぶりをかけているしね。
言うことを聞かない国に工作をして反政府グループを作り、クーデターやテロを起こさせて、それを口実に軍事介入するといった手口は、アメリカのお家芸。でも、その手口も今までのようには簡単に通用しなくなってきているね。
吾狼: NATOやアメリカの意のままにならないという点ではトルコもそうですよね。2016年に起きた
トルコのクーデターは、アメリカに亡命しているフェトフッラー・ギュレンが黒幕で、CIAが背後にいたとも言われています。2014年のウクライナのマイダンクーデターに続いて、アメリカが意に沿わない他国の政権を倒そうとしたという分析ができると思います。
トルコは最近ではロシア産の石油や天然ガスを輸出するためのハブの役割を買って出ていて、それはアメリカとしては絶対に許せないことでしょう?
先日起きたトルコ・シリア地震は人工地震ではないかという噂もありますが、どう思いますか?
幽大: 地震は地震じゃろう? 珍しいことではない。
イシ: ええ、そうなんですが、あの地震には私も多少違和感を抱いてます。規模の大きさもさることながら、震源が広域にわたって複数あったり、計測された地震波が通常の地震とは違っているという話もあるらしいし。
私は、地震兵器とかケムトレイルとかという話には、以前はあまり本気で考えようとは思えなかったんですが、今はもう何でもありの世界になってしまいましたからねえ。絶対ありえないとは言いきれない。どんなに突飛に思えることでも、一応は疑ってみるようになったなあ。
吾狼: 地震兵器もケムトレイルも存在しますよ。
幽大: そうなのか?
吾狼: ケムトレイルなんてかなり昔からありますよ。何を何の目的で散布しているのかというのは諸説ありますけれど、装置もあるし特許もある。少なくとも気象をコントロールする実験というのはあります。
地震兵器を含めた気象兵器は、どこまで開発が進んでいるか、実際にやっているかというのはよく分かりませんけど、研究開発が続いているのは間違いないです。
トルコ・シリア地震が人工地震かどうかは分かりませんが、あまりにもタイミングがよすぎますよね。
幽大: もしそうだとしたら、アメリカは電磁波攻撃の技術開発ではロシアに後れをとっているが、地震兵器ではすでに狙い通りの結果をもたらす技術を持っているということか? 困るじゃないか、それは。
イシ: う~ん、考えたくないなあ。そうではないことを祈りましょう。