謎深き青森(1)廃業しました鬼神社


鬼神社に眠る巨大刀剣の謎

鬼神社の鳥居
我が鬼沢村の誇る鬼神社は、国道から少し引っ込んだ場所にあるため、なかなか見つけられない人も多いらしいですな。まあ、観光客相手にしているようなお気軽スポットじゃないんでね、見つけにくいのはいいことです。
鳥居がこれです。神社なのに卍マーク。意味深でしょう?
鬼神社には、大変な秘密が隠されているんですが、それをカムフラージュするため、鳥居を入ってから拝殿前までには、2つの笑えるキャラがおります。
ひとつは、「びっくり狛犬一家」といいまして、ひょうきんな父親狛犬と、すぐに驚く母子狛犬ですな。
父親狛犬は、変わったことが好きで、普通は組み伏せている玉を、なんと、手(前脚)の甲にのっけて持ち上げたりするんですね。生物学的にも物理学的にも、そんなことは不可能なはずなのに、ここ、鬼神社の境内はミステリースポットですから、できてしまう。
ほれほれ、こんなことできるか?
まったくひょうきんというか能天気というか、あほな狛犬親父ですな。
で、また、これを見ている母子狛犬の驚きようといったら、これもまた極端というか抜けているというか。
こうですからねえ
ひゃあ、母ちゃん、父ちゃんがあんなことしてるよぉ! あ~、びっくりしたぁ!

実は、この「びっくり狛犬一家」の他にも、笑わせてくれるものが一対あるんですが、それはまあ、実際に鬼神社を訪れてみてのお楽しみ。ちょっとギョっとしますよ(これがヒント)。

さて、こんなふうに参拝者を笑わせているかのような鬼神社の作りは、実はダミーなんですね。
怖ろしい秘密をカムフラージュしているんです。
拝殿には、鬼伝説を物語るこんな巨大な農耕具が飾られています。
巨大な鉄の農耕具
鬼が使った巨大な農耕具というわけです。
しかしまあ、これは言ってみれば「観光用」なんですな。
その証拠に、鎌なんか肉が薄くて、とても使い物になりそうもない。
実は、鬼神社に隠されているものは、もっととてつもないものです。
拝殿裏の本殿下には、広い地下室が作られていて、そこには永遠に錆びない巨大な刀が保管されているんです。
地下室は湿気が多いですから、当然、鉄は放っておけば錆びます。ところが、この巨大刀剣は、まったく錆びない。黒光りしたまま何百年もあるそうです。
錆びるのが宿命の鉄なのに、なぜ?
それが、鬼の秘術だと言われているんですね。
現代科学では解き明かせない謎だからこそ、こうして隠匿しているわけです。
伝説の金属・オリハルコンを使っているとか、カタカムナの特殊電気精錬による防錆加工がほどこしてあるのだとか、いろんな説がありますが、誰にも分かりません。
拝殿に飾られた農耕具やひょうきんな狛犬などは、この「錆びない鉄」の秘密から目を反らせるための巧妙な罠なんですよ。

地下室への鍵は、宮司さんが何代にも渡ってしっかり保管しています。嘘だと思ったら訊いてみてください。もちろん、これは鬼神社氏子の中でもトップシークレットですから、誰も本当のことなど言いませんがね。
え? おまえは見たのかって?
まさか!
そんなすごい秘密を、氏子でもない私が見られるはずがないじゃないですか。


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