Mastodon

ぷちぷちサミット(27) 虐殺の時代を生き抜く方法(2)


一つ前 |  目次   | 次へ

2023/09/03 第8回の2

ラハイナとDEWにまつわる噂と謎

幽大: ラハイナの火災が意図的な地上げ焼き討ち犯罪だということは分かるが、そこにスペシウム光線みたいな兵器が使われたというのはどこまで信用できる話なんだ?

イシ: そこなんですよね。いろんな噂が飛び交っているようですが、そのへんも吾狼さんは詳しいんでしょ?

吾狼: まあ、いろいろ情報は入ってきてますよ。中には妄想や、話を面白くするために盛っているのも混じっていると思いますが、並べてみましょうか……。

 まずはさっきも言いましたけれど、普通の火災では考えられないような燃え方をしているんですね。山火事というけれど、ラハイナは山からは相当離れていて、しかも山は燃えていないんです。道路を挟んで隣接した草原は燃えたようですが、草原から火が出たとしたら、道路を越えて燃え広がるようなことはないと。
 猛烈な風が吹いていたから燃え広がったという話もありますが、同じ時間帯、海上ではそれほど風は強くなかったそうです。
 そして何よりも、山火事や一般の火事ではアルミが溶けるような高温が生じることはないだろう、と。

イシ: アルミの融点は660℃だったかな。アスファルトの融点は150℃くらいだから、クルマに使われているアルミが溶けるほどの高温になっていたなら、そのクルマの周辺のアスファルトも溶けていそうなものだけれど、アスファルトは溶けてはいなかったという報告があるようだね。

吾狼: はい。実際に見ているわけじゃないんで、どこまで信頼できる情報かは分かりませんが、現場の写真を見る限りでは、やはり不自然なんですよね。クルマだけがピンポイントで燃やされているみたいな感じです。
 それと、これは凄く興味深いんですが、近隣に点在する富豪たちの別荘の屋根が全部青だったと。青くない屋根や建物などには、火災の前に次々にブルーシートが被せられたり、青く塗り替えられたりしていた、と。

幽大: ん? それはどういう意味かな?

吾狼: DEWは青色レーザー光を使っているので、青い色のものは反応しにくく、DEWの威力を回避するというんですね。兵器にそうプログラムされているとか、いろいろ……。

幽大: ほんとかね。

イシ: まぁ、ネットで「blue to block the DEW」を検索すると、これは完全なフェイクだという記事も多数出てきます。セレブたちが青が好きなだけかもしれませんしね。涼しげだし(笑)。周りが全部燃えたのに一軒燃えなかった家の屋根は赤だったとか、ブルーシート云々は以前の台風被害の復旧工事のときにブルーシートをかけていった話と混同しているとか……。

吾狼: まぁ、そうですね。面白い話ほど広がりますからね。
 ただ、アメリカの空軍研究所 (AFRL)はすでにDEWを持っていて、宇宙空間の人工物の数や位置を把握するための2つある主要な監視サイトはニューメキシコ州のカートランド空軍基地とハワイのマウイ島にあるんです。これが関与しているんじゃないか、という話は興味深いですよ。

 マウイ島のやつは「Air Force Maui Optical and Supercomputing (AMOS)」基地というそうで、宇宙空間の人工物を監視する「マウイ宇宙監視システム (MSSS)」と、研究開発を行う「マウイ ハイ パフォーマンス コンピューティング センター (MHPCC) 」という施設から成っています。
 この施設には先進電気光学システム(AEOS)による米国国防総省最大の光学望遠鏡が設置されていて、他にも大気のナトリウム層に光を伝播させて人工星を作り出す「ナトリウム・ガイドスター」なる装置を設置したと発表されたばかりです。
米国国防省最大の先進電気工学システム望遠鏡。高さ3.6m、重さ75tある(AMOSのwebsiteより)


幽大: 相変わらず吾狼くんの調査ぶりは凄いね。

吾狼: いえ、これは当の空軍研究所のWEBサイトに全部公表されていることで、誰でも読めます。

イシ: ラハイナの火災はDEWと気象兵器の合体したようなものが使われたんじゃないかという噂もあるけれど、そういう噂が出てくるにふさわしい施設がまさにマウイ島にあるわけだね。

吾狼: あと、行方が分からない2000人の子供たちは、バスに乗せられて誘拐されたのだという話も出回ってます。

幽大: 焼け死んだんじゃないのか?

吾狼: 死体が見つからないらしいんですよ。

幽大: UFOにさらわれたとでも言うのか?

吾狼: 火災発生前に黄色いスクールバスが何台も停まっていて、それごと消えているというんですね。


A long line of school buses to help evacuate people from Lahaina, HI after this weeks deadly wildfires. Also, urban search and rescue teams are coming in from California who specialize in mass casualty events. Sad developments on Maui. @weatherchannel is live. pic.twitter.com/PwRz2fsBHK

— Justin Michaels (@JMichaelsNews) August 10, 2023
 さらには、マウイ島には軍事基地があるオアフ島に通じる海底トンネルがあって、そこを通って連れ去ったんだとか、そのトンネルプロジェクトの中継点がウォルマート・ショッピングセンターだとか……これもまあ、いろんな話が付け加えられて膨らんでいっているようです。

pic.twitter.com/Nv7LkdHV6n

— TrutherUFO (@TrutherUfo) August 14, 2020

イシ: 子供の誘拐とセレブの小児性愛とはすぐに結びつけられるからね。
 でもまあ、大量誘拐があったかどうかは分からないとしても、相当数の子供たちがこの火災で死んだのは確かでしょ。あの日、学校は休みで、親たちはみんな仕事に出ていたから、子供たちだけが家に残っていたそうだから。

幽大: それも織り込み済みの計画だったというのか?

イシ: かもしれませんね。何でもありになってきましたからね、もはや。

幽大: しかしだな、もしその殺人光線みたいな兵器がすでに実用化されていて、宇宙からいつでもピンポイントでターゲットを狙えるとしたら、要人暗殺や政府機関の破壊なんて簡単なわけだろう? 例えば、プーチンなんかとっくに殺されていてもおかしくないじゃないか。

イシ: そうそう! それは私もずっと疑問に思っているんです。
 GPSとか精細な空撮画像とかがとっくに実用化されている現代では、そういう兵器が完成していてもおかしくないですよね。それを使えば、面倒な戦争なんかしなくても、簡単に世界を支配できるんじゃないか、と。
 ピンポイントでいつでも人を殺せる、クルマや建物を破壊できるわけですから、それを使う見えない支配者に対して、誰も抵抗できない。

幽大: そういうことを暗に示したのがラハイナの焼き討ちなのかもしれんぞ。

吾狼: 俺たちには逆らえないんだぞ、という無慈悲にして簡潔な宣言ですか。

イシ: それはありえるかもね。プリゴジンが乗ったジェット機が墜落したのもそういう警告かもしれない。
 ただ、そうなると、DEW的なピンポイント攻撃兵器を持っているのは誰なのか、ということだよね。米軍が持っているとすれば、ロシアや中国もすでに持っているんじゃないかな。となると、安易に使うと報復の連鎖で滅茶苦茶になる。だから、存在自体を秘密にしているということもあるのかもしれないね。

吾狼: ある意味、核兵器と同じですね。

イシ: うん。それと、DEWで戦争のようなことになると、軍事産業は儲からないだろうね。兵隊も戦闘機も弾薬もいらないわけだから。
 戦争の最大の目的は経済だから、儲からないシステムは公にしないでおく、ということかもしれない。

幽大: ラハイナの件は戦争というよりは地上げだから使ってみた、ということか?

吾狼: 気が滅入りますね。
用務員・杜用治さんのノート
カタカムナから量子論、宗教哲学、情報戦争まで、現代社会の謎と真相を楽しみながら考える、まったく新しいタイプの文章エンターテインメント。
  用務員・杜用治さんのノート

オンライン決済でご購入
 Amazonで購入でも買えます⇒こち

KindleKindle版は⇒こちら(500円)



月刊「ムー」9月号(8月7日発売)の16ページ特集で取り上げてもらいました。ムー9月号の購入は⇒こちらから

『新釈・クレムナの予言 タラビッチが見た2025年』
最後はプーチンやヌーランドも登場する? 19世紀から現代人へのメッセージ

オンライン決済でご購入
Amazonで購入で見てみる⇒こちら

KindleKindle版は⇒こちら(Kindle Unlimitedなら0円)

(まえがき より)

一つ前 |  目次   | 次へ


Facebook   Twitter   LINE